2008 のアーカイブ

容疑者Xの献身 (2008)

Posted in テレビ with tags on 2011/03/11 by Tak-One

ひとつ前の投稿に引き続き…この映画も映画館で観るのを逃してしまった映画でした。

2008_容疑者xの献身テレビ放映されたのを録画して観ました。

いやぁ…これは映像化したときのキャストが…原作のイメージとは違うかな…。 住んでいる場所や堤防の感じも頭の中で思い描いている場所とはちょっと違いました。

日本の映画は主要な役柄を美男美女で固めてしまう傾向が強いので…どうもクリーンですっきりとした感じになってしまいますね。 その最たる登場人物が、原作ではもっと泥臭いというか鈍くさいというか生き方も不器用な男…というのがこの作品の主人公といっても良い、堤真一が演じる石神哲哉です。

石神の隣の部屋に住む松雪泰子が演じる花岡康子も…もっと水商売っぽい感じの雰囲気のある女性の方があっていたかもしれません。 色っぽく俗っぽい花岡が、真面目だけれども何事にも不器用な石神が惹かれる…ということだと分かるように思うんですよ。

松雪泰子さんの様な女性に惹かれるのであれば、テレビを観て女優さんや俳優のファンとして石神も見つけられたと思う部分があります。 石神の趣味はそういう女性ではなく…質素にしていてもぷんぷんと女性の色香の漂ってくるけど自分とは接点がない女性…という雰囲気の女性ではなかったんだろうか…などと思いました。

映画だと…その俳優の方のイメージもあるので…、どうして石神がそういう行動に出たのか…と言う部分が納得性が薄くなってしまったように思います。 とは言っても、出演の皆さん演技が上手な方々なので楽しめます。

見終わって気分が明るくなる映画ではありません

それでも2時間を越える時間も全然長く感じることはありません。 脚本も良いのでしょう。

 

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2008_容疑者xの献身-2

原題: 容疑者Xの献身
監督: 西谷弘
出演: 福山雅治 as 湯川学
出演: 柴崎コウ as 内海薫
出演: 北村一輝 as 草薙俊平
出演: 松雪泰子 as 花岡康子
出演: 堤真一 as 石神哲哉
時間: 128分
制作: 2008/日本

殺人…のきっかけは憎しみだけではない…ということを感じたいときには良いですね。

(2011年1月:テレビ放映されたのを録画視聴)

 

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センター・オブ・ジ・アース (2008)

Posted in CATV with tags on 2011/03/10 by Tak-One

ケーブルの契約をしたので嬉しくてまたまたVODです。

2008_センター・オブ・ジ・アース-2この映画…公開時に映画館で観たいな…と思ってました。 でも…観に行こうと思ったときには既に終わっていて観にいけなかったんです。

映画館に行きそびれて…観たいな…と思っていた映画のひとつでした。

小学校の頃にジュール・ヴェルヌの小説に夢中になっていた時期がありました。 Wikipediaで作品一覧を見てみると…読んだことのない作品も多いです。 

子供向けに内容を書き換えた本だけを読んでいたようですね。

この映画は題名(英語の原題ですね…)こそジュール・ヴェルヌの作品と同じですが、内容はまるで違います。 ジュール・ヴェルヌの作品にインスパイアされて作成した…という感じの映画になってます。

ブレンダン・フレイザー演じるトレバー・アンダーソンは大学教授で学校では有史以前の歴史…つまり恐竜の時代やそれ以前の地球が専門です。 あるひ甥のジョシュ・ハッチャーソン演じるショーン・アンダーソンを預かることになりました。 

ジョーンの父親、つまりジョシュの兄のマックスは3年前に行方不明になっています。 マックスの遺品を探していたら気になることがあり研究室行くと…どうやらトレバーの研究とマックスが追っていたことは同じで手がかりはアイスランドにあるようです。

早速…トレバーとショーンはアイスランドに旅立ちます。 そこで火山学者シグビョルン・アスゲリソンの娘、アニタ・ブリエム演じるハンナ・アスゲリソンと出会うと、父親も3年前に幾重不明になっているということです。

どうやら…父親と火山学者は同じ時期に行方不明になったようです。

山に3人で向かうと…と…ストーリーが展開していきます。

2008_センター・オブ・ジ・アース-photo1

いやぁ…登場人物もこの3人だけ…といっても良いぐらいシンプルだし…映画のストーリーも簡潔で良いです。 こういう感じであまり複線を張り巡らしていない映画の方が気楽に楽しめるので好きです。

あまり複線がバリバリだと疲れてしまいます。

ビデオだったら巻き戻して観られるから良いですが…映画館だとそうはいかないですしね。 人の名前を覚えるのが得意じゃないので、台詞でバンバン進まれるとつらい場合もあるんですよ。

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2008_センター・オブ・ジ・アース-DVD

原題: Journey to the Center of the Earth
邦題: センター・オブ・ジ・アース
監督: エリック・プレヴィグ
出演: ブレンダン・フレイザー as トレバー・アンダーソン
出演: ジョシュ・ハッチャーソン as ショーン・アンダーソン
出演: アニタ・ブリエム as ハンナ・アスゲリソン
時間: 92分
制作: 2008/アメリカ/ニュー・ライン・シネマ

映画はこのぐらいの長さが丁度良いです。 最近の映画はどれも2時間級ででちょっと長すぎるように思います。

定番のアクションシーン満載の子供も大人も楽しめる娯楽アクション映画になってます。

ジュール・ベルヌの地底旅行(確か…地底探検という訳もあったように記憶していますが…)を読んでから観ると楽しみ倍増です。

(2011年3月9日:VODで観ました)

 

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ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛 (2008)

Posted in テレビ, 映画館 with tags on 2011/03/02 by Tak-One

公開当時に映画館で観ました。

2008_ナルニア物語第2章3月にナルニア国物語 第3章 アスラン王子と魔法の島が公開されるということなので、復讐がてらテレビ放映されていたナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛を録画して観ました。

話しはカスピアン王子が暗殺されかけるところから始まります。 家庭教師に助けられた王子はどうしてもという危機の時には角笛を吹くように…と言われます。追走劇の合間に王子は角笛を吹いてしまうのです。

すると…、ペペンシー兄弟姉妹は乗ろうとしていた地下鉄の駅から急に…別の場所へと移動することになります。 このシーンの変遷…好きです。 ファンタジーな感じがとても良く出ています。

良く周りを見渡すと廃墟が見えました。 廃墟まで行ってみると…なんとナルニア国の朽ちた城跡でした。

ここからペペンシー兄弟姉妹とカスピアン王子という2つのストーリー展開の軸を中心に話しが展開していきます。 第1章に出てきたアスランも出てきます。

いやぁ…これこそがファンタジーという感じの映像ですね。

ペペンシー兄弟姉妹の仲の末っ子の次女ジョージー・ヘンリーがドリュー・バリモアが小さかった頃の雰囲気の表情を時折するなぁ…なんて思いました。 私は顔つきも似ていると思うんですけど、一緒に観に行っていた誰もそうは思わなかったみたいです。

ファンタジー冒険活劇といった感じの内容です。

ファンタジーですので武器や道具などは中世ヨーロッパに準じるということはお約束通りです。 ただ…出てくるのは人間だけではなく他にも多くの形態の想像上の生物が出てきます。 あ…これもファンタジーのお約束だな…。

いやぁ…楽しかった。

家族で…恋人と…そして友達同士で観るのに良いですねぇ。

ファンタジーの世界が好きなら填りますよぉ!

原題: The Chronicles of Narnia : Price Caspian
邦題: ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛
監督: アンドリュー・アダムソン
出演: ベン・バーンズ as カスピアン王子
出演: ウィリアム・モーズリー as ピーター・ペペンシー
出演: スキャンダー・ケインズ as エドマンド・ペペンシー
出演: アナ・ポップルウェル as スーザン・ペペンシー
出演: ジョージー・ヘンリー as ルーシー・ペペンシー
時間: 150分
制作: 2008/米/ウォルト・ディズニー・スタジオ

2008_ナルニア物語第2章-dvd

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(2011年3月1日:テレビで放映されたのをカフェオレ片手に観ました)
(当初観たのは品川プリンスシネマだったように思います)

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西の魔女が死んだ (2008)

Posted in テレビ with tags on 2011/02/28 by Tak-One

テレビ放映を録画して観ました。

2008_西の魔女が死んだ-2会社を出た後で食事に行き飲んでいたのです。 そんなに量を飲んでいなかったせいか…帰宅したときにはある程度は酔いも醒めていました。

お湯を沸かし熱い紅茶を飲んだらすっきりとしたので、録画していた「西の魔女が死んだ」の映画版を観ることにしました。 昨日本を読み終わっていたこともあって…録画していたこの映画が気になっていたのです。

原作とはちょっとタッチが違いますね。 まぁ…原作と映画では制約条件が違うので仕方がないこともあると思います。 車の選択や洋服の好みな若干私が原作からイメージしていたのと違う部分がありました。

文字での表現だとその情景やシチュエーションなどの全てにおいて制約は無いです。 作者の頭に浮かんでいるイメージを文字にどのように落とし込むかが作者の腕にかかっているのです。

だから私の頭に浮かんだイメージが監督のイメージと違っているだけなのかも知れないです。 もしかしたら、私のイメージだけが他の原作を読んだ皆さんのイメージと違うのかも…。

映画化するときには、その原作のイメージをどのように映像化するのかが重要なポイントだと思っています。 原作に比較的忠実に映像化がなされる場合と、映画作成の制約を前提に独自の世界を構築する場合とがあると思っています。

この作品は原作をそのまま映像化したい!という思いが伝わって来ます。 画面画面を切り取ると綺麗で想像していた場面と一致する部分も多いです。 サンクチュアリは私の想像していたのとかなり違う風景でしたけど…。

映画を観ていて気になったのは映画の中でのテンポ感と音楽でした。

テンポがスローになったときにもゆったりとうねるような感じが無くて…勢いが全くなくなって止まってしまうようになることが気になりました。 のんびりとしたなかにもある程度のリズムがあった方が良いように思いました。

音楽で気になったのはその映画のテンポ感とズレているように感じる部分があったり、雰囲気がちょっと違うな…と思うようなところがありました。 ま…これも好みの問題ですが…。

2008_西の魔女が死んだ-1

原題: 西の魔女が死んだ
監督: 長崎俊一
出演: 高橋真悠
出演: サチ・パーカー
出演: りょう
時間: 115分
制作: 2008/日/アスミック・エース・エンターテイメント

多くの台詞や情景は本のままなので、本を読んだ方の多くが満足できる映画になっていると思います。

本を読んでない方が観ても心が癒される映画だと思います。

(2011年2月25日:テレビ放映を録画したものを視聴)

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ダークナイト (2008) ネタバレあり

Posted in 映画館 with tags on 2011/02/15 by Tak-One

公開当時に映画館で観ました。

ダークナイト オフィシャルWebページ

2008_ダークナイト-3σ(^^)的評価

お勧めです。

バットマンとジョーカーが対峙する契機となる最初のエピソード
暗い、ダークな雰囲気のアクション/SF映画が好きな人は気に入るでしょう。

前作、バットマン ビギンズでは、バットマンに姿を変えて悪と立ち向かうことになる、ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)の生い立ちや、バットマン誕生直前の出来事にフォーカスを当てていました。
今回のダークナイトは「バットマン」という言葉がタイトルに含まれてはいませんが、バットマン ビギンズに続いてバットマンとしてのポジショニングを確立する過程を描いています。

検事局に勤める敏腕検事ハービー・デント(アーロン・エッカート)にレイチェル・ドーズ(マギー・ギレンホール)は惹かれていきます。

2008_ダークナイト-1

ジョーカーの策略でハービーとレイチェルとのどちらかを選ばなければいけない状態に陥ってしまいます。
もともとのシリーズでは登場してこなかったバットマンの幼馴染で、悪と対峙する検事局に勤めるレイチェル・ドーズがバットマン ビギンズに登場していたので、これは前から知っているバットマンとは異なる設定なのかなぁ…、と思っていたのです。

結果、今回のダークナイトではジョーカーの策略でレイチェル・ドーズ(マギー・ギレンホール)が殺害されてしまい、ハービー・デントは大火傷を負うものの生き延びます。

やっぱり、オリジナルに出てきていないキャラクターは整理されているのでしょうか…。

2008_ダークナイト-2

正義感だけの塊のようだったハービー・デントは、正義だけでは…、という気持ちが芽生え、病床でトゥーフェイスと自分で自分を呼び始めます。
このトゥーフェイスいうキャラクターが新たに生まれているのも気になります。
ハービーはある意味、ブルースと意気投合していた部分もあるので、バットマン側についたり、敵になったりと、ルパン三世のフジコ的な役周りになるのかな、なんて勝手に想像してしまいました。

あとは、オリジナルの登場人物であるバットマンの片腕のロビンの登場が待ち遠しい感じです。
屋敷もバットマン ビギンズの最後で焼けてしまったままで、ダークナイトではまだ再建がなされていません。
おそらく次の作品で、新たな屋敷とロビンの登場…、となるのではないかと期待しているのですが、どうなることでしょう。
次回作品が待ち遠しいです。

年齢的な配役からすると、ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)の息子ジミー・ゴードン(ネイサン・ギャンブル)がロビンになるのでは、と思っています。

ダークナイトでバットモービルも壊れてしまったので、次なるバットモービルもモーガン・フリーマン扮するルーシャス・フォックスが開発することでしょう。

次作がますます楽しみです。

原題: The Dark Knight
邦題: ダークナイト
監督: クリストファー・ノーラン
出演: クリスチャン・ベール
出演: アーロン・エッカート
出演: マギー・ギレンホール
出演: モーガン・フリーマン
出演: ゲイリー・オールドマン
時間: 152分
制作: 2008米/ワーナー

2008_ダークナイト-4

ダークナイト @アマゾン

(2008年公開時に映画館で観ました)

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GOEMON (2008)

Posted in テレビ with tags on 2011/02/11 by Tak-One

テレビ放映を録画して観ました。

2009_GOEMON

楽しめました。 いろいろと画像処理に対しては意見もありますけど、この雑誌の切り貼りを動かしているみたいな感じの動きは印象に残りますね。

2010年のアマチュアも参加可能なショートフィルムのコンテストでも似たような感じのイメージで作られた動画が数多く出ていました。 プロが時間と経験を投入して作るとこうなるよ…という良い見本のような映画でした。

ストーリーは…まぁ、あります…という感じです。 どちらかというと、その場面毎のビジュアルや音楽を楽しむというのがメインの映画なのかな…という印象を持ちました。

退屈じゃないし観ていて楽しいので映画としては良い出来だと思います。 まぁ…真剣に観るのは映像関係の仕事を将来目指している方々なのかな…。 フツーに観ているとそんなに中に没入して…という感じでもないかな…。 ただ、ゲーム的な画像が好きな人は没入できるかもしれないかも…と思いました。

仲間と楽しい時間を過ごしながら観るには楽しそうです。

GOEMON @アマゾン

2009_GOEMON-2

原題: GOEMON
監督: 紀里谷和明
出演: 江口洋介
出演: 大沢たかお
出演: 広末涼子
時間: 128分
制作: 2008/日・米/松竹・ワーナー

(2011年1月:テレビ放映を録画視聴)

 

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グーグーだって猫である (2008)

Posted in テレビ with tags on 2011/02/03 by Tak-One

は~ぁ…。

これって映画なのか…。

脱力…。

2008_グーグーだって猫であるねこ…かわいい…。

ストーリーは…なんていう解説が意味をなさない感じでゆるい映画でした。 このゆるさ加減が好きな人には堪らないんだろなぁ…。

σ(^^) も嫌いじゃないけど…映画館にお金を払ってまでは観にいかないかな…。 テレビ放映しているなら観るけど…という感じでした。

まぁ…猫目線だったり…、主人公の漫画家目線だったり…、漫画家のアシスタント目線だったり…といろいろ視点が移り変わるけど…別にその視点の主体が変わることに意味があるわけでもなし…。

本当にのんびりとしているには良い映画です。

テレビ放映を録画視聴したので…広告の緊張感がなんだか違和感バリバリな気分でした。 なんと言ったらよいのかCMでどんどん緊張感が高まって…本編の続きが始まるとグニャ~とする…というような感じ…。 (笑)

話しが後半になるにつれて猫の出番が少なくなって来ちゃうのはちょっと残念だったかも…。

こっちのポスターの方が好きだな…。

2008_グーグーだって猫である-2
グーグーだって猫である @アマゾン

映画の中に出てくる街、吉祥寺はσ(^^) のホームタウンということもあって楽しかったです。 地元の漫画家、楳図かずおさんが何回も出てくるのも楽しかった。

いやぁ…でも撮影の都合だとは分かりつつも、地理的には無理のある移動というか場面展開なんかが相変わらず知っている街だと楽しい。 あの距離は歩かないよね…とか、あそこを歩いて行ってあっちには着かないよね…とか…。

のんびりとお茶を飲みながらつきあっている相手や家族なんかとのんびりと時間を過ごしたいときにお勧めです。

いやぁ…小泉今日子の体…綺麗だったな…。

邦題: グーグーだって猫である
監督: 犬童一心
出演: 小泉今日子
出演: 上野樹里
時間: 116分
制作: 2008/日本/アスミック・エース

(2011年2月3日:夕食を食べながら、テレビ放映を録画視聴)

 

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奈緒子 (2008)

Posted in テレビ with tags on 2011/02/02 by Tak-One

いやぁ…、なんで奈緒子…って感じでした。

映画の題名からすると上野樹里演じる篠宮奈緒子が主人公…ということになっていると想うのですが、ストーリーを考えると脇役のような感じ。 σ(^^) の中では、三浦春馬演じる壱岐雄介が主役で笑福亭鶴瓶演じる西浦天宣が助演…、篠宮奈緒子は脇役のひとり…というイメージでした。

2008_奈緒子ストーリーは超簡単に書いてしまうと、才能のある少年、壱岐雄介が徐々に才能を開花していくという話しです。 その成長の陰にはコーチとしての西浦天宣が強い影響を与えます。

映画のポスターを観ると、この少女、篠宮奈緒子の為に、壱岐雄介が活躍することを期待してしまいます。 σ(^^) もそうでした。

映画の中では全くそんな感じではないのです。

奈緒子も雄介を勇気づけて前向きにベクトルを向けてくれるひとりではあるけれど、彼女のために…と言う感じではないですね。 雄介は父親を幼いときに失っています。 その父親も地元では足が速くて有名でした。 

その父親を亡くすという事件に関わっていたのが奈緒子だった…という以外に大きな雄介の走りを動機付けることが映画では見当たらなかったです。 おそらく、原作ではそのあたりもしっかりと表現されていたからこそ題名は奈緒子なんだと想います。

もうひとつ…。

陸上の独特な何かを期待していた部分もあったのに…特になんにもなかったのも少々がっかりでした。 σ(^^) 詩人は陸上競技とは縁がなかったし…走るのもそれほど得意でもない上に好きでもなかったから…なにかあるのかな…と少し期待していたこともあったんです。

単に走り込む以外の何か…とうのは腕を後ろに振り上げる…ぐらいのことだったような気がします。 別に「走る」っていう行為ではなくても何でもこのストーリーだったら大丈夫だったんじゃないかな…なんて想ってしまいました。

あ…でも観ていて楽しかったですよ。 観ていて退屈したりすることもなかったのは、編集だけの事ではないと想います。 プロットというかシナリオがきちんと出来ていたのが大きいと想います。

こちらの縦型のポスターにはコーチも映っています。

2008_奈緒子-2
奈緒子 @アマゾン

この笑福亭鶴瓶演じるコーチ、西浦天宣が良い感じ。

演技的には他の作品よりもいまひとつ…という感じもしますが、ストーリーの中での役割としてとても重要だし…この映画の中に出てくる登場人物の中では性格付けもはっきりとしていて好きでした。 他の登場人物はどんな性格なのか…とかいう部分は曖昧な感じでした。

あまり深刻じゃなくて…あまり真剣ではないスポーツ青春物を観たい人にはお勧めです。

原題: 奈緒子
監督: 古厩智之
出演: 上野樹里
出演: 三浦春馬
時間: 120分
制作: 2008/日本/日活

 

(2011年2月2日:テレビ放映されたのを録画視聴)

 

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ハンコック (2008)

Posted in テレビ with tags on 2011/01/26 by Tak-One

スーパーヒーローになれる素養は持っているけど、アルコール漬けになってしまっている情けない奴が主人公です。

テレビで放映されていたのを録画して観ました。 映画館で上映されているときにも観に行こうかな…とちらりと思ったのですが、気分がそれ程乗らなかったこともあって観に行かないでいた映画でした。

2008_ハンコック内容は良いのですが、詰め込みすぎじゃないのコレっ…。

お酒を抜いて人の言うことを少しは聞くことになって社会に溶け込めるようになった…というところまでの話しにしておいても良かったように思います。

そこから先はこの映画が当たったら作る次回作ということでも全然問題ないような感じでした。 アルコール中毒から立ち直るまでの課程を、その間に怒るエピソードを交えて、もう少し丁寧に描くと1本の映画として良いバランスになったように感じました。

そこから後の、実は自分と同じ力を持つ仲間が身近にいるということろに気づくところはあまりに唐突です。 自分の周りに同じ力を持つモノが居ることに気づき、その仲間との関係を築いていくというところで、もう1本。

そして最後に、その仲間との自分を抹殺しようとしている勢力との戦いについて、完結編をもう1本…ぐらいにした方が観ていて楽しいし、冗長に感じてしまうことはないように思いました。

映画そのものの内容も面白いし、特撮も素晴らしいです。 ただ、あらすじを細かいところを省いて見せられているような感じがするのが残念でした。 なんとなく録画したテレビ番組を早送りで観ているような気分でした。

ストーリーは単なるヒーロー物に留まっていない部分で新しいチャレンジかかな…と思います。 子供と一緒に観ると「…」となってしまうアダルトな部分のあるオトナ向けのヒーロー映画です。

観ていて楽しかったです。

(2010年1月23日:テレビ放映を録画して視聴)

 

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相棒 劇場版 (2008)

Posted in テレビ with tags on 2011/01/23 by Tak-One

観ていて飽きることはないので…時間があるときに気軽に楽しみたい…という時には良い感じです。

相棒-1_2008

オープニングのアクションシーンから日本の映画お得意の突っ込みどころ満載の簡単に奇襲を回避できるのに、回避しない警察…というお決まりの展開。 登場人物の個性や有名な俳優のキャラクターで話しが保たれているように感じてしまいました。

σ(^^)はテレビドラマを全く見てません。 映画だけを見ると導入部での各人物の性格設定などはテレビを見ているのが前提のような感じがしました。 もっとそれぞれの登場人物がどのような関係で、どのような役割を組織の中で担っているのかが描かれないと映画だけを観た人には想像力がないとついていけないかもしれないです。

犯行の動機やその動機にせかされて行う行為、またその行為を行うために必要な知識や技術をその人が持っているかどうか等の点にはシナリオが甘いなぁ…と感じる部分も大きいです。 でも、そういうことをそんなに考えないで観ていると楽しい娯楽作品だと言えます。

σ(^^) が一番気になったのは音楽です。

相変わらず劇中に使われている音楽が暗いです。 メロディーのハッキリとしないぼんやりとした響きだけが連続するような曲が多く画面の様子と一致しているかといわれると、う~ん…という感じです。 日本の作曲家でも海外の映画に素晴らしい曲を提供している例もあります。 例えば、レッドクリフの音楽も日本の作曲家です。 暗いだけではなくて希望を抱かせるような曲を映画にもっと使うようになっても良いのではないかな…と思いました。

最後の方はなんだか少々蛇足気味で展開も停滞してしまうのが残念です。 音楽と最後に話しがスローになってしまって、もう少し上手くカットを繋げてスピーディに出来ないかな…と思ったぐらいでした。

手紙を読んだり、スピーチの言葉で説明する展開が最後の方で連続して出てきたのは残念です。 せっかく映像と音楽と台詞と役者の演技の全てを総合して使用することの出来るのが映画なのですから、その最高のコンビネーションを発揮してもらいたいな…と感じました。

相棒 @アマゾン

(2010年1月:テレビ放映を録画して視聴)

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レッドクリフ PartⅠ (2008) ネタばれあり

Posted in 映画館 with tags on 2008/11/06 by Tak-One

としまえんのユナイテッド・シネマで観ました。

 レッドクリフ パートⅠ 公式Webページ

2008_レッドクリフPartⅠσ(^^)的評価
お勧めです。
映画館で観ましょう!

ジョン・ウー監督のファンなら必見!
ファンでなくても、この映画を観て三国志のさわりだけでも理解するためにはとても良い映画です。

三国志を知っている人であれば誰しもが知っている赤壁の戦い前後の話です。
今回はパートⅠということで、まずは三国志の設定の説明から入ります。

とは言っても、桃園の誓いや三顧の礼などといった部分はスパッと省いてありますが、登場人物それぞれの関係は分かるようになっています。
う~ん、上手い!

ジョン・ウー監督といえば2丁拳銃での両手撃ち、という印象があるのですが、銃の無い時代の映画だから、どうかなぁ、と思ってました。

流石です。 ジョン・ウー監督のアクションになっています。 どんなアクションかというのは口で説明するよりも映画館で観てください、という感じです。

歯切れが良く、流れるようでいて、リズミカルなMI2などと同じ系統のアクションが剣を使って行われます。 ある種、日本の漫画的な動きというか演出という気もします。

日本のテレビ・映画界の人も才能はあると思うのですが、どうもこれまでの経緯や型にハマってしまっていて、どれも新鮮味が無いです。 こういうアクションって日本映画では期待出来ないものなのでしょうか。 殺陣師など専門職も居るのですから、もっともっとハラハラ&ドキドキするようなアクションシーンを演出して欲しいものです。

まぁ、三国志の人物設定自体が漫画的というか、超人のような人が出てくるので映像化しやすいというのはあるとは思いますが、読んでいるのとは違うビジュアルでの表現がとても上手です。

日本の映画だと、例えば日本書紀を見ても、活字を映像で追っているような感じでした。 監督が自分なりに文字から得られる情報を咀嚼しイメージをビジュアル化しているのとは違う印象を持っています。 残念ながら日本書紀を観ているときには、活字を追っているのとは違う、ドキドキ感にドーンと引き込まれるような感じはありませんでした。 日本の監督さんはまじめに文字をそのまま順番に映像にしようと思うようです。

日本書紀を観て、日本書紀を読んでみようと思う人はいないと思います。

何せ退屈ですから…。

でも、このレッドクリフはとても良い映画です。
映画を観て面白いから、三国志を読んでみようという気にさせる魅力を持っています。

まずは映画で「面白い!」とひきつけて、漫画や小説の三国志に…、というのもアリだと思いますし、とても良いことだと思います。

ジョン・ウー監督の手腕は凄いです。
あの長い話の流れをササッとかいつまんで、盛り上げ、ひとつの映画に纏め上げていて、しかも、145分の時間がアッという間に終わってしまうような、途中で流れが止まることのない上手い台本を作り上げています。

途中で印象的な白い鳩を使った演出といい、ジョン・ウー監督印があちこちにちりばめられています。
日本も合作になっているのですが、エンドクレジットを見ると、音楽の作曲及び中村 獅童氏の出演以外には、何も関わっていないようです。 香港や中国のスタジオ及びアメリカのスタジオで主たる作業は行われた様子でした。
(クレジットの全部を記憶出来ていないし、読んでもいないので大体の感覚ですが…。)

寂しいですが、これが現実です。
日本の映画業界には特撮でも編集でも音響でも、世界の一線のレベルの監督に選んでもらうということは無いようです。

後半、パートⅡは来年春の公開です。
出来れば、前後編の連続上映をする映画館が現れると嬉しいですね。
後半を観る前に、もう1回パートⅠを観たい気がします。

題名: レッドクリフ PartⅠ
監督: ジョン・ウー
音楽: 岩代 太郎
出演: トニー・レオン
出演: 金城 武
出演: 中村 獅童
制作: 2008米.中.日.台.韓/東宝東和=エイベックス・エンタテインメント
時間: 145分

 レッドクリフ @アマゾン

(2008年公開時にとしまえんのユナイテッドシネマで視聴)

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