映画館で観ました。
σ(^^)的評価
とってもお薦めです!!!
人生で見つけた最高の映画です。
いやぁ…悲しい気分にならないですねぇ。 この手の病気になって余命が少ない…っていう映画はお涙頂戴的な展開になることが多いですが、この映画は楽しい映画です。 生きているっていうのは悪いことばかりじゃなくて良いこともあるな…、とか、人生お金を持っているということが幸せに繋がるわけじゃぁないんだな…ということをσ(^^)は強く感じました。
ジャック・ニコルソンとモーガンーフリーマンの名優2人が演じていることもありますが、素晴らしい映画です。

原題: The Bucket List
邦題: 最高の人生の見つけ方
監督: ロブ・ライナー
出演: ジャック・ニコルソン
出演: モーガン・フリーマン
時間: 97分
制作: 2007米/ワーナー
こうなれたらいいな、という生き方についての映画です。
どういう風に発想を変えると、幸せを手に出来るかヒントが欲しい時には最高ですね。
σ(^^)の好きな手法で作ってありました。
オープニングがそのままエンディングになっているという作りです。
この映画のような内容の場合には、なんとなくしっとりする構成なのでとても合っている、と思っているのですが、それってσ(^^)だけでしょうか。
アメリカでの製作は2007年でしたが、日本での公開は2008年の作品です。
公開から何ヶ月経っても上映している映画館が複数あるってことは日本でも人気だったようです。
さて、この映画、大金持ちの病院経営をしている男(ジャック・ニコルソン)とそれほど裕福ではない生活をしてきた男(モーガン・フリーマン)が病院で同室になったところから話が始まります。
自分が病院を経営しているときは、コストカットのためなら病人のことなんて、という感じで振舞っていた男も、いざ自分が入院するとなると、それでは入院していてかなり制約があることに気がつきます。
隣のベッドに入院している男(モーガン・フリーマン)は、まじめに自動車整備工として勤め上げ家族を支えてきました。 そのために、昔あきらめたこともあり、昔の夢をベッドの上で思い出すことになりました。
横にいる嫌な奴、という感情をオブラートに包んだ状態で表現する映画の中の人物像を、病室のシーンでモーガン・フリーマンの演技は、プロ中のプロと言って良いでしょう。
互いに話をするようになり、あるとき、お互いに死ぬまでにやってみたいことをリストにしてみよう、ということになり、それぞれが自分の思いをリストにします。
それが、この映画の原題「The Bucket List」です。
直訳すると、棺桶リストでしょうか。
大金持ちの男と元自動車整備工は、そのリストにあることを、ひとつづこなしていこうか、と冗談のように病室で話が盛り上がっていくのです。
じゃぁ、実行しようじゃないか、と大金持ちの男は元自動車整備工を無理やりのように連れて病院を後にして、世界のあちこちに足を運びます。
各地でいろいろな思いをしますが、ヒマラヤにだけは天候の都合で行くことが出来ませんでした。
元自動車整備工が手術室に入る直前のシーンが悲しくもありますが、こういう瞬間にもこうありたいな、という人間像を描いています。
σ(^^)のとっても好きなシーンです。
手術の甲斐なく、元自動車整備工が死去します。
大金持ちの男は、その今や友人と言ってよい元自動車整備工の葬儀でスピーチを行うことで、自分の棺桶リストのひとつを達成します。
ここでのジャック・ニコルソンの演技力は凄いです。
感動しました。
今、このブログの文章を書いていて涙が滲んできました…。
元自動車整備工からの遺言となった、自分の孫へ会いに行く、ということを実行することで、大金持ちの男は自分の棺桶リストをさらに消すことが出来るようになります。
オープニングとエンディングは、ヒマラヤに登るシーンです。
山頂には元自動車整備工の骨が入った容器があり、その隣に元大金持ちだった男の骨の入った容器が置かれるシーンで映画は終わります。
ストーリーを追うと、いかにも涙を誘うようなストーリー展開になっています。
が、そこは監督となんといっても両主役の演技力で涙を誘うことなく、笑いを通じて「生きる」ということはどういうことなのか、というのをさり気なく訴えかけるつくりになっています。
このストーリーでお涙頂戴的な映画は簡単だと思うのですが、そうしなかったところでこの映画が多くの人の共感を得ることになっているのだとと思っています。
最高の人生の見つけ方 オフィシャルWebページ
最後に…。
映画のポスターはアメリカ版の方が好きだな。


こちらのポスターの方が日本のポスターよりも2人が楽しそうな様子で写っていて、映画の雰囲気が良く表現されているように思います。 日本のポスターはちょっと湿っぽい気がするな…。
(2008年:公開時に品川プリンスシネマで観ました)

