バランスの整っている映画でした。
予告編で映画の前半から中盤までのストーリーは明かされていたので詳細を確認といった感じです。
後半の展開は時代劇の定番といった感じで驚きも無いのですが見ていて飽きないエンターテイメントになってました。
観ていて無理ない殺陣は超人的な動きをしたりすることもなくリアルな感じがしました。
バランスが取れていて優等生的な作品ですが観た後にスカッとすることも無いし観ていて涙が滲むように心が揺さぶられるコトはありませんでした。恋愛のドキドキもアクション映画の爽快感も義理人情からの義侠感も薄味な映画です。
映画館を出たら寂しいというか虚無感を伴う孤独な気分になってしまいました。
松坂桃李が主役のせいか私以外に男性の観客は居ない感じでした。しかも皆さん若い方ばかり。
コレは意外というのも時代劇だったので比較的高齢な方や男性に人気があるかと思っていたからです。
非売品の単行本をもらいました。
書き下ろしの短編小説と映画の脚本そして本木克英監督と松坂桃李の対談が収録されてます。読むのが楽しみです。