巨大エビが出てきてリングでボコボコとやり合うB級映画だと思ってました。
いやぁ…結構シリアスなヒューマン・ドラマでした。 男と女、倦怠期のカップル…、浮気…、金儲け…、それらに絡む欲望…いろいろな要素が絡んでストーリーは進んで行きます。
ケビン・マクナリー演じるビル・シモンズは田舎のバーのオーナー兼バーテンダー。 常連のペリー・フィッツ演じるスティーヴンは元ボクサーというか、今もボクサーだけど…仕事も無くて、ルイーズ・マーテンボロー演じる恋人のシャロン(シャズ)とも倦怠期に入っているせいか上手くいっていません。
そこに巨大エビを買わないか…買ってボクシングの試合の相手にして見世物にしようとビルは考えます。 しかし…彼にはテレビ曲へのコネもないし…どのようにして見世物興行でお金を儲けるか…ということで苦労をします。
いやぁ…なんだか不思議な物語。
何故、エビが巨大化したか…とかについても特に説明はなくバカバカしくも、ほんのチョットだけ感動的だけど楽しいですね。 ビル、スティーヴン、シャロン(シャズ)の3人はそれぞれに精神的な成長をして、過去を吹っ切ることが出来るのです。
この映画がスマッシュヒットしたので、いかレスラー、かにゴールキーパーなんていう映画もそういえば作られましたね…。 どちらもまだ観ていないですけど…。
原題: Crust
邦題: えびボクサー
監督: マーク・ロック
出演: ケビン・マクナリー as ビル・シモンズ
出演: ペリー・フィッツ as スティーヴン
出演: ルイーズ・マーテンボロー as シャロン(シャズ)
出演: Mr.C as えびボクサー
時間: 90分
制作: 2002/イギリス
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ま…あまり真剣に観る映画じゃないですよ。
アルコールを飲みながら仲間と観ると楽しいかもしれないけど…ひとりで観て楽しいかといわれるとビミョーとしか言えないかな…。
(2011年3月20日:ケーブル・テレビのVODで観ました)