いやぁ…これは観なくては!
映画館で観なくては!
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むさし村山のワーナー・マイカル・シネマで観て来ました。
いやぁ…泣けるし…気分スッキリだし…これぞ映画!…って感じでした。
浅野忠信が準主役という位置付けです。
しかも…アメリカ人の感情からするとメチャクチャ日本びいきのストーリー展開。
出演者で言うとリアーナが出演しているのも必見!といった感じでした。
あ…歌っているシーンは無いです。
彼女…演技もイケてます!
今後は女優として映画でも活躍しそうな予感。
主役アレックス・ホッパー役のテイラー・キッチュはこの上手くすればこの作品以降ブレークしそうな感じ。
アレックス・ホッパーの恋人役のブルックリン・デッカーも良いですねぇ。
健康的なセクシーさとはこういうのなんだなぁ…。
肌を露出しなくたって…男を魅了するセクシーさって出るんだ!…という感じです。
浅野忠信は登場からして強烈なナガタ。
アレックス・ホッパーとナガタは最初から何かと衝突ばかり。
外人からのイメージの日本人の柔道、剣道…ではないところが良いです。
彼の積極さ…多くの日本人が必要としているものです。
他にもサムと行動を共にする怪我で傷ついた兵士、捨て身の活躍をする科学者、アレックス・ホッパーの部下の兵士達、それぞれが個性を持ったキャラクターで映画の中で動いているのが凄い!
日本の軍隊物に良くある…主人公以外は同じ性格…なんて設定になっていません。
ストーリーはというと…。
リムパックでハワイ沖で演習中に突如バリアのようなものが張り巡らされて、演習中の一部の艦船だけがハワイのオアフ島を含めバリア内に閉じ込められてしまいます。
宇宙人の狙いはどうやら地球への侵略のようであると気がついた時にはバリア外にある戦力では何も出来ない状態になってしまいます。
バリア内はというと無線等が上手く使えない状況に陥ってしまいレーダーなどの近代装備の多くが役に立たないのです。
ストーリーの肝は映画が始まってチョット経ったところです。
恋人のお父さんに結婚の許しを請うことを約束したあたり…。
小さな子供が質問をします。
その質問への回答こそがこの映画に筋を通す部分だと、途中で気がつきました。
そのシーンを観ているときには…珍しいなぁ、ハリウッドの映画が日本映画のように無駄なシーンを残しているよ…と思っていたのですが、いやいや…全く無駄ではありませんでした。
ハワイに取り残された艦船とその後の展開を考えるとこの子供のシーン、艦上での式典のシーンは物語の中でも非常に重要です。
さて…何故…冒頭で映画館で観るべし!…と訴えたのかというと…この映画は日本への米国からの熱いラブコールになっていることと、日本人俳優が準主演級の活躍をしているからです。
浅野忠則さん…ブラボー!
途中…艦艇の指揮権をほぼ握るようなシーンがあります。
これ…アメリカ人にしてみたら凄いことを日本人に任せているのです。
パールハーバーといえば、アメリカ人…特に第2次世界大戦を戦った多くの退役軍人には日本の卑劣な行為を許すことはできない!…と感じる場所です。
それなのに…その場所を題材にした映画でアメリカの軍用艦船を日本人がほぼ指揮下に置いているというのは…信じられないぐらい日本への信頼感があるということを映画内では少なくとも示していることになります。
もちろん、リムパックには自衛隊と米国軍以外の他の国の軍隊も参加しています。
それなのに日本と米国以外は全くと言っていいほど出てきません。
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この…ファイトいっぱ~つ!…のようなシーンはチョット笑ってしまった。
つい最近3Dになって再公開された映画にあまりに似ていたから…。(笑)
そうそう…このシーンの後…涙しました。
軍人の繋がりって凄いな…と感じました。
アメリカならありそうな展開です。
軍務について死亡した方は、村や市にある記念公園に名前が刻まれます。
州にある公園に名前が刻まれます。
更に、国の記念公園に名前が刻まれます。
国のために尽くして命を失った人は忘れない…という強い思いが伝わってきます。
日本ではどうでしょう?
第2次世界大戦では多くの人が軍務に就いてなくなりました。
名前が刻まれた記念碑が自分の住んでいる、村や市や区、もしくは都道府県のどこかにそれぞれあるのでしょうか…。
感謝の念があまりにも少ないように思います。
この映画…まだ公開している映画館もあります。
是非…映画館で観てもらいたいです。
まぁ…娯楽作品ですから難しいことは考えずに楽しめます。
あ…ひとつだけネタバレを…。
エンドロールが始まっても席を立たないでください。
映画の終わりがエンドロールになっていません。
つまり…エンドロールが終ってから…続きの映像があります。
これは…要チェックです!
あと…サウント・トラックが欲しくなった…。
音楽がカッコ良いぞっ!