友情 のアーカイブ

僕はイエス様が嫌い (2019)

Posted in 映画館 with tags , , , on 2019/07/01 by Tak-One

何かを伝えようとしている意思は伝わってくるけど何を伝えたいのかが分かりませんでした。

丁寧な作りの映画を目指したのは伝わってきます。実際には映像、音楽、セリフのどれにも雑な部分があります。

例えば、継ぎ足し用のココアを入れるのがコーヒー用湯沸かしヤカンなのは洗うのが大変なので普通は使わないし、ココアに熱湯だけを足すことも味が薄まるのでしないし、普通に素手で触ってるので注ぎ足して入れてもらっても熱いココアにもならないし温かくもなりません。だって冷えたココアに手で触っても大丈夫な30度台以下の温度の液体を注ぎ足して冬の屋外で温かい飲物にはならないです。これは制作費の問題では無くこの映画の制作現場に携わった方々がどの程度の細かい気配りをしていたかということに尽きます。

こういう雑な部分はユッタリしたテンポで話しが進む場合は目立ちます。

特に伝えたいことが概念的な場合には細部まで丁寧に作ることがとても大切です。

アクション映画などでは多少雑な作りの部分があってもさほど気にならない場合も多いものなんですけどね。

結局のところ丁寧に作った映画を作りたかったけど雑な観察力が露呈してしまっている映画になってしまってます。

救いは子役がどの役者も演技が上手く自然だったことです。

眠れない夜に観るには良さそうです。

グリーンブック (2018)

Posted in 映画館 with tags , , , , , , , on 2019/03/13 by Tak-One

信念と勇気そして友情を深刻に語らずに理解出来る映画でした。

黒人は貧乏で差別を受け…という時代に複数の博士号を持ち音楽の才能に恵まれていた黒人の苦悩が伝わってきました。

世間の圧力に抗して自分の信念を曲げない生き方を選ぶ勇気が素晴らしい。

そして同じ時代でも人種が異なるだけで金持ちでは無いけどソコソコの人生を送ることの出来るイタリア系移民のお気楽さ…。

同じ時代でも残酷です。

そして心の友を得るにはある程度の摩擦や一緒に過ごす時間も大切だというのも確かに!と思います。

そして何より音楽が素晴らしい!

サントラを買おうと思ってます。