マット・デイモン のアーカイブ

スティルウォーター (2021)

Posted in 映画館 with tags , , , , , , , , on 2022/02/01 by Tak-One

フランスに留学した娘が殺人の容疑として逮捕され裁判の結果が有罪となってしまった状況の肉体労働者の物語です。

映画のフォーカスが娘の犯罪は冤罪なのかどうかを描くのか、娘の主張を追いかける私立探偵のような父親の活躍を描くのか、英語が通じない環境で心を許す人が出てくるところを描くのか、どれもあと少しという感じではあるものの全体としては何とか収まるところに収まっている映画です。

肉体労働者というのはこの映画の設定だと不法滞在者になってしまうように思うのですが、どうなっているのでしょう。

アメリカのブルーワーカー(肉体労働者)の収入だと娘のフランスへの留学とか度々フランスまで面会に行くのは経済的にかなりキツそうなんだけどなぁ…とも思いました。

娘の犯罪についても描写も多くないので終盤になるまで娘が何をしたのかさえも明らかになりません。

どれかの要素を深く掘り下げるか、各登場人物の人物像についてどのような背景でどんな行動を起こしたかが分かると良かったのかもしれません。

既に2時間超えの映画なのでイロイロと既にカットしてこの形になったのかな…

観ていて飽きることも無いし、特に冗長なところも無いのに何故か散漫な印象が残ってしまう映画です。

様々な要素が混在して進行する映画が好きな方向けです。

フォード vs フェラーリ (2019)

Posted in 映画館 with tags , , , , , , , on 2020/01/16 by Tak-One

フォードGT40の開発とフェラーリとのル・マン24時間耐久レースでの対決を通じてのキャロル・シェルビーどケン・マイルズの友情に感動しました!

流れ作業で車を造るという方法を発明して製造コストを画期的に低下させて自動車の普及に大きく貢献したフォードが手作業で1台づつ車を作り上げていくフェラーリとフランスのル・マンで行われるレースで競うために開発したレースカーがGT40です。

フォードGT40は子供の頃からの憧れの車です。当時は日本ではあまり情報が多く無かったので幻の車というイメージがありました。

というのも同じ時代に日産スカイラインがポルシェと富士スピードウェイで対決した事が日本では多く語られていて車雑誌などではフォードとフェラーリの勝負はあまり大きく取り扱われていませんでした。

他にもこの映画でル・マン24時間レースが1960年代中盤にアメリカで生中継されていた事を知り衝撃を受けました。

1980年代になってホンダがF1に参戦するまで海外のレースが生中継されるのを目にしたことがありません。

映画はキャロル・シェルビー(マット・デイモン)がル・マンで優勝する場面から始まりますが体調面からシェルビーは自分造ったコブラという車の販売に専念する事になります。

フォードはル・マンに参戦する事を決意し車の開発者としてキャロル・シェルビーを採用しキャロル・シェルビーは開発ドライバー兼レースドライバーとしてケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)を指名する辺りから本格的に物語が展開していきます。

ドキュメンタリーでは無いので各セリフが本当に話されたのとは異なっていたり各エピソードの詳細については創作されている可能性もありますが本当に当時のモータースポーツの世界で繰り広げられた出来事がこうして映画として纏められているのがとても嬉しいです。

車の疾走感も素晴らしいですし走る車を操るドライバーと周囲の人々のヒューマンドラマとしても心に滲みました。

お勧めの映画です。

是非映画館での鑑賞を楽しんでください。

ELYSIUM (2013)

Posted in 映画館 with tags , , , , , , , , , on 2013/09/16 by Tak-One

ボストンの AMC Loews 19 で観ました。
設定が???な部分はあるけれど、面白い。

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何故か2050年代なのに走っている車でボロいのは2013年の今と同じだったり。2050年代にはクラシックカーでパーツ入手や、メンテナンスが大変そうな日産 GT-R に乗っていたり…何て言うのは些細なこと。貧乏人からもお金を巻き上げる事の出来るビジネスを簡単に考えられる、経済的な事を考えるとかなり不自然な設定の世界。

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今よりもハイテクな世の中なのに、工場が今よりもローテクに描かれているのは監督は製造や産業に疎いのか確信半なのかどちらなんでしょう。この世は金持ちと貧乏人だけで構成それていて、どちらに属す人も同じ考え方や価値観を持っている…という世界も好みのようです。

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映画に出てくる医療危機も夢の最先端のマシンか今よりもローテクかの両極端なのは笑える位です。

設定は穴だらけですが、ストーリーとアクションはかなり楽しめます。

人間とロボット、人間と強化人間の格闘というのは目の付け所が良いですね。観ていて楽しめます。
途中、ストーリーの展開スピードが穏やかになり少々退屈な部分もありましたが、楽しめました。

マット・デイモンとジョディ・フォスターの演技は見事。他の役者との差が大きくて、他の役者さん達の演技が未熟に思えてしまうぐらいでした。
相変わらずジョディ・フォスターは綺麗でセクシー。『良い女』という表現が似合うなぁ。

しかし、出てくるマシン類がカッコいい。骨太で丈夫そうなデザインが素敵でした。

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自宅のテレビよりも、映画館の大スクリーンでの鑑賞をお勧めします。