ドイツ のアーカイブ

アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド (2020)

Posted in 映画館 with tags , , , , , , , on 2022/01/30 by Tak-One

ロボットが見た目も話し方も人間に近くなったら人間はどんな反応をするのか…というテーマの映画です。

マレン・エルゲットが演じる楔形文字の研究者はロボットと3週間過ごす実験に参加する10人のひとり。

ダン・スティーブンスが演じるロボットは研究者の好みで外見も正確も設定されています。

ロボットは彼女が幸せを最大化させるようにプログラムされています。

ところが彼女は大多数の女性が好むことを必ずしも好きではないので、彼(ロボット)が彼女が喜ぶだろうと行動しても気に入らない事が多いです。

ロボットをあくまで機械としてしかみることが出来ないし幸福感もあまり感じることの出来ないギクシャクした生活をスタートさせます。

この映画はロボットと人間のカップルですが、生活習慣の違いでギクシャクするというのは人間同士のカップルでも良くある事のように思います。

それを乗り越えることが出来るかどうかが人間同士の場合には重要で、乗り越えられないと別れることになってしまいます。

ロボットと人間のカップルの場合でも機械であるロボットと人間の両方が歩み寄ることが出来ないと関係は続いていかないという事がテーマなのでしょう。

これからコンパニオン適菜役割を果たすロボットが多数開発されていくと考えています。

そのような状況でどのように人間はコンパニオン・ロボットと付き合っていくのか現実世界でも生じる事象への問題提起をしている優れた映画だと思います。

将来はこの映画みたいな組合せのカップルも多くなるんだろうなぁ…と思わされる映画でした。

ロボットとの恋愛に興味がある方にお勧めの映画です。

アンノウン・ソルジャー (2017)

Posted in 映画館 with tags , , , , , , , on 2019/07/11 by Tak-One

歴史に名が残らない個々の兵士の努力があって実際の戦争は進んで行くのだと言うことと戦争の無情さが強く伝わってきました。

個々の兵士にはそれぞれ戦場を離れた生活があり家族や恋人という大切な人やその生活を守るために戦っているんだとのメッセージが上手く描写されていました。

この映画でもこれまでに観た第2次世界大戦末期の日本軍と同じように自軍の兵士を国民と認識せずに単なる消耗品と捉える人物というのは戦局が劣勢になるほど声を大きくし怒鳴るように部下に接するのだなと感じました。

またそういう人物は戦場の実態については無知なんだなと…。

様々な地形での戦闘、戦場での兵士達の日常、普段の生活がテンポが良いのにしっとりした編集でリアルに描かれているのが素晴らしかったです。

劇中の音楽の使い方やセリフ回しも良かったです。

映画館で観るのがお勧めです。