フォードGT40の開発とフェラーリとのル・マン24時間耐久レースでの対決を通じてのキャロル・シェルビーどケン・マイルズの友情に感動しました!

流れ作業で車を造るという方法を発明して製造コストを画期的に低下させて自動車の普及に大きく貢献したフォードが手作業で1台づつ車を作り上げていくフェラーリとフランスのル・マンで行われるレースで競うために開発したレースカーがGT40です。
フォードGT40は子供の頃からの憧れの車です。当時は日本ではあまり情報が多く無かったので幻の車というイメージがありました。
というのも同じ時代に日産スカイラインがポルシェと富士スピードウェイで対決した事が日本では多く語られていて車雑誌などではフォードとフェラーリの勝負はあまり大きく取り扱われていませんでした。
他にもこの映画でル・マン24時間レースが1960年代中盤にアメリカで生中継されていた事を知り衝撃を受けました。
1980年代になってホンダがF1に参戦するまで海外のレースが生中継されるのを目にしたことがありません。
映画はキャロル・シェルビー(マット・デイモン)がル・マンで優勝する場面から始まりますが体調面からシェルビーは自分造ったコブラという車の販売に専念する事になります。
フォードはル・マンに参戦する事を決意し車の開発者としてキャロル・シェルビーを採用しキャロル・シェルビーは開発ドライバー兼レースドライバーとしてケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)を指名する辺りから本格的に物語が展開していきます。

ドキュメンタリーでは無いので各セリフが本当に話されたのとは異なっていたり各エピソードの詳細については創作されている可能性もありますが本当に当時のモータースポーツの世界で繰り広げられた出来事がこうして映画として纏められているのがとても嬉しいです。
車の疾走感も素晴らしいですし走る車を操るドライバーと周囲の人々のヒューマンドラマとしても心に滲みました。
お勧めの映画です。
是非映画館での鑑賞を楽しんでください。