新宿ピカデリーで観てきました。
AKIRA
の原作者、大友克洋
の劇場用短編オムニバス映画です。
ファン必見!

今回映画化された、武器よさらば…は以前から好きな話なので是非とも映画館で観たいと思ってました。
オープニングは4つの話のいずれとも関係ない幻想的な感じ…気分が盛り上がります。
九十九…が最初の話。

江戸時代の職人が山を行くうちに強い風雨から逃れるために祠に逃げ込むと…という設定だと勝手に思っていたのはパンフレットを読んでみると合っていたみたいです。ホッ…。
そしてその職人は不思議な世界に迷い混んでしまいます。楽しく綺麗で爽やかな感じが観た後に残る作品です。
2番目は火要鎮。
これも江戸時代っぽい話。
火も要鎮もふたつの意味で描かれているのが印象的でした。
和風の絵が動くのに目は釘付け。そして、今回のオムニバスの中で唯一の恋愛物語。
キレイ。
江戸の町並みが丁寧に描かれいて、火消しがどんな活躍をしていて、商人達からの扱いも伝わってきます。
3話目は、GAMBO。
最初は時代背景がはっきりしないのですが、徐々に江戸時代かな…という感じに…。
ファンタジーの世界かな…と思って観ていると、実はSFだった…という顛末。
個人的にはちょっと舌足らず…な印象ですね。もう少し展開を丁寧にしても良かったかも…なんて思ってしまいました。
そして最後が…武器よさらば。
コミックでも大友克洋の作品の中で好きな話なので期待していました。
いやぁ、コミックの話を発展させてあって見応え抜群。
大友克洋ファンは必見と言っても良いでしょう。
映画を見終わってパンフレットを買いに行くと…なんと1,500円!

買ってみると…映画の中でも使われていた絵巻物のような、かなり横に長いポスター入り。
価格に納得。