ミラクルシティコザ (20)

沖縄のコザと呼ばれる地域でのファンタジーです。

沖縄が第2次世界対戦後、アメリカに接収されまた日本に変換される前のコザと現在が50年の時を経て繋がります。

日本への変換前は、アメリカそのものなので通貨はドル、車は右側通行(当然車は左ハンドルが標準)といった時代でした。

その時代にコザで音楽していた祖父、ハルとそほ孫の翔太が物語の中心です。

翔太が50年前にタイムスリップし、祖父の体に宿るという設定ですから、現代の翔太、現代のヒロ(祖父)、過去の祖父、過去の祖父だけど中身は翔太、というキャラクターが出てきます。

バンドメンバーにも現代と50年前の容貌があってというように上手くストーリーを組み立てて編集をしないと訳の分からない映画になってしまいそうな設定です。

パキッ…と分かりやすくというところまで整理されてなくて編集や構成に迷いがあるような部分もあるものの物語の分かりにくさはありませんでした。

役者の技量がシャウトする場面で分かってしまいますね。

桐谷健太さんはどんなに叫んだり感情的になっても何を言っているのかがハッキリと分かるのですが、叫びだすと何を言ってるのかまるで分からない役者さんもいたのが残念な感じです。

沖縄からなんで数多くのアーティストが生まれてきたかという理由が垣間見える映画になってました。

最後に出てくる実際のコザのバンドの演奏がカッコイイです!

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