111年にヒットした「君の肝臓を食べたい」と同じ原作者の映画です。

この映画には純粋に自分の考えと感情で動いている人と他人の行動を自分なりに解釈して行動する人との間での意識のスレ違いについて描かれていました。
誰しもが経験する事だとは思いますが、この映画では多くの人が実際に経験するよりは大きな事態に巻き込まれるというか自分から突っ込んで行くというか…。
社会に出る前の大学生という設定がピッタリです。

予告編の映像で騙されていたので途中から「アレレ思ってたのとは違うぞ…」という展開になりました。
イタい奴が登場するだけの映画と思う人もいるかもしれませんが誰の心にも潜んでいるヤバい部分を露わにしたような映画でした。

観ていて楽しいタイプの映画では無いですが若さとは…、人の心とは…という事に思いを巡らせた事のある人にお勧めの映画です。