ザ・トライブ (2014)

シネマカリテで観てきました。
台詞無しの手話だけ…という映画だというのは知っていたので無音なのかな…と思っていたら環境音は入ってました。

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映画の宣伝では男女が全裸で絡んでいる写真が多用されてますが、期待して観に行くとコンビニで売っている雑誌の付録DVDの方が過激です…(笑)

ストーリーはいたって単純なので台詞の字幕が無くてもストーリーは追えます。もしかしたら、手話が分かれば伏線などがより楽しめるのかもしれません。以前、日本手話を数年生まれつき聾者の先生に習っていたことがありますが、手話も国によってまるで違うので分ける会話は全くありませんでした。
(日本手話:あいうえおなど音毎の手話表現ではなく表情と手動きの組み合わせで単語を表現する主として生まれつき耳の聞こえない方が使っている手話)

高校生の心のスレ違い、極端な暴力に訴えかけるしかない貧困の生活、そして相手の心を包み込むことを覚える前の狂暴な恋愛感情が絡み合う、明るくない青春映画と言って良いのではないかと思います。

映画を観た限りではウクライナ手話というべき生まれながらの聾者の手話で映画の全編が進行していきます。
それ以外は音楽がないことが普通の映画とは違うところかな…。
撮影はそこそこ凝っていて、「あっ、このシーン素敵だなぁ…」という場面はいくつもありました。でも、編集は好みじゃないですね。何も起こらない長回しの部分が多用されていたりして、少々退屈に思う場面もありました。

この映画を観て新鮮だったのは、耳が聞こえない…というのは、健常者(耳の聴こえる人)の普段の生活がこんな風に見えてるんだなぁ…ということです。
普段の自分でも意識していなくても身振りを交えて会話をしているものです。でも、もし、その会話が聞こえなかったとしたら…恐らくこの映画を観ているような感じなのでしょう。
聾者である手話の先生方と飲みに行った時に、普段の生活で音は聞こえなくても振動は感じることが出来るので、例えば、和太鼓を叩いたときや、道で後ろをトラックが走り去って通過するようなことは体で感じる…と言っていたので映画の環境音も振動として感じることはあるのだと思います。

出てくる俳優は演技が旨く言葉がなくても歩き方で感情の変化が掴みとれたりします。なかなか興味深い映画です。
DVDで是非字幕付きでも観てみたい気がしました。

見終わって位気分になることを厭わず、自分の知らない世界の扉を開けてみたい…という方にお勧めです。

あ…主人公が恋に落ちる相手の女性は可愛くて綺麗です。なんか気に入ってしまった…。

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