バードマン (2014)

ユナイテッドシネマとしまえんで観ました。
これ…お勧めです。

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バードマン (2014) ポスター

2015年3月のアカデミー賞レースでも話題になっていたマイケル・キートン主演の映画、バードマンです。エマ・ストーンエドワード・ノートン、と脇役も素晴らしい顔触れ。
演技だけでなく、撮影、シナリオ、編集、音響のどれもが素晴らしかったです。

殆ど全編がワンカット撮影な感じなことが話題になっていますが、普通に撮影したように自然だけど、特殊効果を使わなければ無理なシーンがさりげなく出て来たりしていて業界の人々が喝采するのも分かります。例えば、鏡の正面から撮影していて、手持ちカメラの揺れがあって移動しているのにも関わらず鏡には登場人物以外は何も写っていないシーンなんかはとても自然に見えました。現実にはカメラ&カメラマン、照明担当者等々が映り込むはずなんですけど…。
登場する人物も少なく、場面も劇場の楽屋、舞台、劇場脇のバー、そして劇場正面&楽屋口なのにテンポの良いシーン切り替え(シームレスなワンカットに見えるんだけど…)、ちょっと洒落た台詞、クスッと笑えるシーンが程よくブレンドされていてオープニングからクロージングまで全くスローダウンする部分がありません。

自分の作り上げた世界(作品)は自分そのものだった事に気が付くシーン、毛嫌いしていたネットの世界での皆がやっていることと自分がネットを使わないで行っている事が実は同じ事だということに気が付くシーン、、誰もが自分中心で生きているという事が表現されているシーン、演劇関係者の映画関係者に対する屈折した思いが吐露されているシーン…などなどイロイロな要素が盛り沢山なのにそれぞれのシーンで主張したい想いがキチンと伝わってきます。シナリオと演技もですが、編集そしてそれに先立つスクリプトと撮影も素晴らしいのでしょう。バックグラウンドにはドラムだけが流れるシーン、音楽というよりオーケストラがチューニングしているだけの音が流れるシーン…とそれぞれの場面にピッタリです。

エンドタイトルのフォントに至るまで文句の付け所の無い作品です。

現実と妄想を行き来する感じは、ロイ・シャイダー主演のAll That Jazz を観た時に私の中の沸き上がってきた感情に似てました。
All that jazzはDVDを何回も観た好きな映画です。バードマンも何回も繰り返し観る映画になりそうです。

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