リディック (2004)
ヴィン・ディーゼル…かっこいい!
私にとってはワイルド・スピードでの印象が強いヴィン・ディーゼルが主演のSFです。 今回は初めて最初から観ました。 これで観たのは5回以上なんだけど、どういう訳かテレビでもケーブルでも途中からしか観たことがなかったんです。
荒れた惑星の感じは結構いい感じなのに…、街のシーンなどはは30年ぐらい前の予算の少ないSFっぽい雰囲気が漂ってました。 まぁ…SF映画が好きな私にとってはそれもまた楽しい感じで良かったのですけど…。
リディックというのは、ピッチブラックという映画の主人公の名前です。 こちらの映画のほうがスリリングです。
リディックのキャラクターを元に作成されたこのリディックという映画…ちょっと予算に対して欲張りすぎてしまったのでしょうか…という感じ。 面白いんだけど、もうちょっとどこかに絞って話を作ったらもっと楽しい映画になったかもしれないな…という感じがしました。
さて、この映画でセクシーな雰囲気を撒き散らしていて気になった女優さんが実はミッション・インポッシブル2のトム・クルーズの相手役を演じていた女優だということに気がつきました。
ミッション・インポッシブル2で凄腕の泥棒、ナディア・ホールを演じていたタンディ・ニュートンがこのリディックではボディにぴったり張り付くきらきらしたドレスをいつも身にまとっています。 いやぁ…男性にはうれしいというかついつい目線がタンディ・ニュートン演じるデイム・ヴァーコに行ってしまいます。 この役のメークだと顔をみてMI2に出ていたのと同じ女優さんだとは思っていませんでした。
ストーリーは映画用にオリジナルに作られたもののようです。 が…前にも書いたようにちょっと欲張りすぎたかも知れません。 リディックの生い立ちや、これまでの生活なんかも取り入れたかったようですが前半の部分はなくても映画として成立するんじゃないかな…もっとさらりと前半の部分を作っても良いのにな…というのが正直なところです。
退屈するつくりじゃないので観ていて飽きることはないのですが、観終わってなんだか散漫な印象が残ってしまいました。
なんとなくダークな感じはピッチブラックに通じるところがあります。 もっとこの雰囲気を大事にして作るとコアなファンがもっと増えたのでは…という感じですね。
原題: The Chronicles of Riddick
邦題: リディック
監督: デヴィッド・トゥーヒー
出演: ヴァン・ディーゼル as リディック
出演: ジョディ・デンチ as エアリオン
出演: コルム・フィオール as ロード・マーシャル
出演: タンディ・ニュートン as デイム・ヴァーコ
出演: カール・アーバン as ヴァーコ
出演: アレクサ・ダヴァロス as キーラ
時間: 118分
制作: 2004/アメリカ
がタイの良い男のアクション物が観たいなら、家族でもカップルでも、もちろんひとりで観ても楽しめます。
(この映画は大画面で観ると楽しそうです)