ディープエンド・オブ・オーシャン (1999)
あまり期待しないで観ていたのですが…良かったです。
名前に騙されて海に潜るサスペンス物かはたまた海での冒険物語だと思って観ていたのです。 いや…全く内容は違いました。
サスペンス物だと思って見はじめたのです。 同窓会に出かけていって時にフロントで手続きをするちょっとの間に兄弟を2人だけにして目を離したら下の弟が居なくなってしまう…という出だしでした。 てっきりサスペンスだと思い込んでいたので違和感なくそのまま見続けていたのですが、事件は未解決のまま話しが進行してしまいました。
あらら…と思ったころに急展開…。
なんともうあきらめていた子供が大きくなったらこうなるだろうな…という想像にぴったりな少年が現れるのです。 ここからの話しがこの映画の素晴らしいところです。
それぞれの立場での思い…それぞれの立場での行動…そしてそのそれぞれの立場での行動によって他の人がどのように感じ反応をするのか…ということが丁寧に描かれています。
結局映画を2回連続で観てしまった。
まぁ…シチュエーションというか偶然ができすぎていて、そのあたりがいかにも物語的な感じはあるのです。 まぁ…それも役者陣の演技や映画のカット割りでそれ程不自然には見えないようになっていました。
ヒューマンドラマが好きな方だったらDVDを手に入れて観るのも良いのではないでしょうか。
原題: The Deep End of the Ocean
邦題: ディープエンド・オブ・オーシャン
監督: ウール・グロスバード
出演: ミシェル・ファイファー
出演: トリート・ウィリアムズ
出演: ウーピー・ゴールドバーグ
時間: 108分
制作: 1999/米/ソニー・ピクチャーズ・エンタテイメント
米国人の家族感が良く分かります。 日本のシナリオだとこういう結果にはならないように思いました。
とっても良いヒューマンドラマです。 お勧めです。
(2011年2月6日:テレビ放映を録画視聴)